離婚 メリット デメリット

シングルマザーによる離婚講座

離婚を専門に扱う某法務事務所に勤める1児のシングルマザーが、離婚に関する役立つ知識を発信します。

離婚のメリットとデメリットを知る事が失敗のない離婚に繋がります

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離婚を考えているが、今後の人生の行方を大きく左右する決断である為、慎重に判断したい。

 

そう考えている方が決断するにあたり、特に知っておくべきことは「離婚のメリットとデメリット」ではないでしょうか。

 

そこで今回は、離婚のメリットとデメリットについて取り上げます。

 

離婚のメリットとデメリットを詳しく知り、また比較検討などすることで、離婚するか否かの判断がしやすくなります。

 

なお、ここでは主に妻側の観点からお伝えしています。

 

夫との離婚を悩んでいる方は、頭の中を整理する為にも、ぜひご覧ください。

 

 

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離婚がもたらす6つのメリット

まず離婚のメリットについてお伝えします。

 

多くが夫から解放されることで得られることに、関連したことが多くなっています。

 

【離婚がもたらすメリット】

  • 問題ある夫からの解放
  • 悪化していた心身が回復
  • 自分の為の時間ができる
  • 物事やお金の使い方を自分で決められる
  • 新しい恋や再婚ができる
  • 離婚で子供が救えることも

 

それでは個別に詳細をお伝えいたします。

 

 

問題ある夫からの解放

夫と離婚したいと考えるのですから、夫に問題があって、一緒にいることが苦痛だという方が多いでしょう。

 

特に夫からDVを振るわれている、強度のモラハラをされている方は顕著だと思います。

 

夫の顔色ばかりを伺ったり、夫の言動に苦痛を感じたり、恐怖する毎日が、離婚することで解放される事が最大のメリットと言えます。

 

夫にDVやモラハラはないが、性格の不一致等が離婚したい原因でも、離婚することにより、我慢やストレスから解放されます。

 

また夫と不仲であろうと、それが知られないように、知人や職場関係の人間の前では、嫌々でも仲の良い姿を取り繕う必要がありました。

 

仮面夫婦を演じる度にあった、苦痛や嫌悪感も、ようやくサヨナラすることができるのです。

 

 

悪化していた心身が回復

夫からDVやモラハラを受け続けることで、体調を崩したり、精神的に支障をきたす方がいます。

 

たとえば、夫との苦痛な日々で、食事があまり喉を通らず体重がどんどん減ってき、風邪をひくなどの体調を崩すことが多くなった。

 

夫からモラハラのせいで、徐々に心が蝕まれ、軽いうつ病になった、等といった被害を受ける方も珍しくありません。

 

離婚すれば、その原因元である夫との関係は切れる為、悪化していた心身を回復させることが出来ます。

 

少なくても、婚姻中以上の悪化は抑えることが出来るでしょう。

 

心身が回復することで、本来の自分がようやく取り戻せることが出来るのです。

 

 

自分の為の時間ができる

婚姻中は、家事育児またはパートの仕事などで追われ、夫が仕事から戻れば、夫との世話とやりとりで全く自分の時間がありません。

 

離婚すれば、一人で家事育児をこなす事になりますが、夫は家事育児にほとんど関与しないことが多く、大きくは変わりがありません。

 

よって夫がいなくなった分、婚姻中は夫に取られていた時間が、自分の為に使える時間へ変えることができます。

 

 

物事やお金の使い方を自分で決められる

婚姻中は家庭に関する事を、自分の考えだけで進めることができず、夫婦が合意の上で、進める必要がありました。

 

相手がモラハラ夫であれば、妻の意見は全て否定され、全て夫の考えがで決められるということも・・・。

 

お金に関しても、夫が家庭に入れる生活費は、日々を暮らすのにギリギリの額しか入れず、残りは全部夫が管理する。

 

ひどい場合は、夫がギャンブルなどで借金を繰りかえす、または浪費癖があり、妻がどれだけ働いても、湯水の様に使われてしまう。

 

離婚をすれば、責任は全て自分にはなりますが、これら物事やお金の使い方の全てを自分で決めることができます。

 

 

新しい恋や再婚ができる

婚姻中に夫以外の異性と交際すれば、不倫とされてしまいますが、離婚すれば当然ですが独身に戻るので、恋愛は自由となります。

 

結婚は二度としないと思う方もいれば、今度こそ自分のことを分かってくれる男性と再婚したいと思う方もいるでしょう。

 

基本的に、最初は再婚なんて考えられないと思う方が多いですが、時が経つと次第にまたロマンスがあり、再婚する方も多いです。

 

 

離婚で子供を救えることも

デメリットの欄で詳しくお伝えしますが、子供の為には基本的に離婚を避けた方が良いです。

 

しかし、夫がいつも妻や子供にDVを振るったり、極度のモラハラをしてくるのであれば、離婚した方が子供の為になります。

 

常にDVを奮う、極度のモラハラを行う夫を子供が見ることで、子供も夫と同じ言動をする大人になる可能性があります。

 

または妻や子供自身がDV等を振るわれることで、大きな精神的ショックを受け、心に病や闇を抱えてしまうことも。

 

よって夫に大きな問題がある場合は、離婚したほうが、子供を救えることが出来ます。

 

 

 

離婚がもたらす5つのデメリット

次に離婚がもたらすデメリットですが、やはり経済的な面や子供に関することが主なものとなります。

 

【離婚がもたらすデメリット】

  • 経済的に苦しくなる
  • 子供に悪影響を及ぼす恐れ
  • 先入観を持たれ不快な思いをする
  • 仕事場に離婚を伝える必要がある
  • 子供に会えなくなる恐れがある

 

それでは、こちらも個別に詳細をお伝えします。

 

経済的に苦しくなる

婚姻中の女性は、家事や育児を主に担う為、働いてもパート程度の方が多いでしょう。

 

ですので、仕事のキャリアという点ではブランクがある為、離婚後に正社員の仕事に就くことはなかなか難しいのが現状です。

 

また子供が幼い場合は何かと手が掛かる為、パートに出るとしても、長時間労働は難しく、入れる時間も限られてきます。

 

こういった背景から、平成23年に国が調査したシングルマザーの年間収入は児童扶養手当など補助も全て含め「223万円」です

 

なかには平均年収を大きく下回り、最低限の生活水準の確保が出来ない貧困家庭も年々増え続けていて、社会問題化しています。

 

以上の事から、婚姻中から正社員などで一定の収入がある場合以外は、離婚すれば生活レベルが下がることは仕方ありません。

 

 

子供に悪影響を及ぼす恐れ

子供が健全に成長する為には、両親の一方に大きな問題がなければ、両親が揃っている方が望ましい事には間違いありません。

 

離婚は子供からすれば、父と母そして子供で構成されていた「家庭の構造」を一部失うことになる為、大きな不安や寂しさを感じるのです。

 

それと同時に、両親の一方がいない現実に、心を痛めるのです。

 

また名字や校区が変わったり、婚姻時より経済的に苦しくなるので、子供のやりたいことや欲しいものを我慢させることも、時には必要となります。

 

これらのことが要因となり、子供に次の様な悪影響を及ぼす恐れがあります。

 

  • 学業成績の低下
  • 精神的トラブルを抱える
  • 人より反抗期が酷い
  • 非行に走る
  • ひきこもりになる・・・など

 

当然ながら、両親が離婚しても何ら問題なく、健全に育つ子供も多くいますが、これらの様な悪影響が出る子供も一定数いるのも現実です。

 

※離婚が子供に及ぼす影響についての詳細は「離婚が子供に与える影響を知らずに離婚を決めるのですか?」をご覧ください。

 

 

先入観を持たれ不快な思いをする

離婚後に何かトラブルなどが発生した時、まわりから「やっぱり、あの人に問題があるから離婚したんじゃない?」などの陰口を叩かれることもあります。

 

何かにつけて、離婚したことを結び付けつけられ、不快な思いをしなければなりません。

 

また時には、自分自身も「離婚してしまったから、こんな事態に・・・」と自分を責めることも。

 

この様なことは子供にも及び、子供が傷つくこともあります。

 

 

仕事場に離婚を伝える必要がある

婚姻中から仕事をしていた場合、仕事場の事務の方などに、離婚した事実を伝えないといけません。

 

手続き上の必要があり、隠すことはできない事が多いです。

 

そのことから、離婚したことを仕事場の人間でウワサにされることもあり、嫌な思いをするかもしれません。

 

また銀行などのお堅い系の仕事をしている場合は、離婚したことがマイナスに評価され、出世に響くこともあります。

 

 

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子供に会えなくなる恐れがある

何らかのやむを得ない事情があり、子供の親権を夫が持ち、子供とは離れ離れに暮らす状況となったとします。

 

当然ながら、母親とすれば定期的に子供に会いたいと思うでしょう。

 

しかし、離婚後に離れて暮らす側の親と子供が面会出来ない、という事態が多く発生しています。(特に父親が子供に会えないケースが多い)

 

理由の多くは、子供と一緒に暮らす側の親が子供と会わす事を嫌がり、拒否する為です。

 

離婚という結末を迎えた夫婦は、多かれ少なかれお互いに憎しみを持っています。

 

その反発心から「あんな奴に子供を会わせてたまるか!」といった考えになり、子供を会わせないのです

 

約束した面会交流の取り決めが守られなくても、法律の力で無理やり子供を連れてくることが出来ない為、どうしようもありません。

 

なお面会交流については「面会交流の取り決めをする上で、必ず押さえておきたいポイント」の記事も参考にしてください。

 

 

 

本当に離婚するしかないのか?

ここまでは離婚がもたらすメリットとデメリットについて、お伝えしました。

 

ここからはメリットとデメリットを踏まえた上で、離婚するか否かの判断をする際に、さらに押さえるべきポイントをお伝えします。

 

ひとつ目は「本当に離婚するしかないのかを考える」ことです。

 

先ほどもお伝えした通り、夫のDVやモラハラが酷い場合なら、妻や子供の心身に支障をきたす為、離婚を決断すべきだと思います。

 

特に極度のDVを受けている場合は、命の危険があるので、今すぐにでも逃げ出さなければ取り返しがつかない事態になります。

 

しかし、単なる性格の不一致や不仲、夫の一度きりの不倫などが原因で、離婚を考えているのなら、一度立ち止まってみましょう。

 

 

離婚することに子供は責任がない

デメリットの欄でお伝えした通り、シングルマザーの離婚後の金銭的な面は苦しくなることが大半です。

 

且つ、離婚が子供に及ぼす影響は大きく、健全な成長を阻害する恐れがあります。

 

離婚することに責任が一切無い子供に、迷惑を掛けることは絶対に避けなければなりません。

 

これらを考慮すると、離婚のメリットを差し引ても、離婚をしないのが何よりだと思います。

 

離婚をしないとしても、今の状態のままでいい訳ではありません。

 

なぜなら、夫婦がずっとギクシャクしている関係のままだと、こちらは離婚する気がなくても、夫の方が嫌気をさして離婚を決意するかもしれません。

 

妻も現状を不満に思っているのですから、このままでは精神的に苦痛な日々が続くことになります。。

 

ですので、夫婦関係の修復を目指すことが必要です。

 

お互い不仲になったのは、何も全て夫だけの責任ではないはずです。

 

一方が100%正しいなんてことは無く、こちらにも多かれ少なかれ不仲になった原因があるはずです。

 

その点も踏まえ、こちらから歩み寄ってみましょう。

 

夫婦関係の修復が出来たなら最善の結果ですし、もし不可能と判断したなら、その時により良い離婚する為に行動すればいいのです。

 

なお、夫婦関係の修復方法ついての詳細は「これが、夫婦関係を修復させる方法となります」をご覧ください。

 

 

 

離婚後の生活の具体的な計画

夫に大きな問題があるし、離婚のメリットに大いに魅力を感じる。

 

または、夫婦の修復を試みてみたが、隔たりは埋まらなかった為、離婚を決意したとします。

 

その際に必ずやるべきことがあります。

 

それは「離婚後の生活の具体的な計画を練る事」です。

 

もしかすると離婚後は実家に帰って、ある程度働いてお金を稼げれば、児童扶養手当や夫の養育費があるので、生活は何とかなると思っていませんか?

 

その考えは大変危険です。

 

児童扶養手当は実家に住んだり、夫からの養育費を受け取ると、減額されて支給されてしまいます。

 

また夫からの養育費を子供が自立する迄、きちんと受け取れている家庭は少数で20%にも満たないのです。

 

離婚公正証書で養育費の取り決めをすれば、不払いになる可能性を大いに下げることが出来ますが、100%には出来ません。

 

なぜなら、夫の会社が倒産したり、急に亡くなったりする可能性があり、そのケースにおいてまで公正証書はカバーする力はないからです。

 

よって夫からの養育費は計算に入れるのは問題があります。

 

 

子供が成長するにつれて教育費は増える

加えて、子供が幼いときは、それほどお金はかかりませんが、大きくなるにつれ教育費は増え続けます。

 

これらのことを考慮すると「何とかなるさ」の精神で離婚すれば、離婚後数年すればお金に困り、貧困に陥る事態になりかねません

 

その為にも、離婚後の生活の具体的な計画を立てましょう。

 

もし、離婚後の生活が全く成り立たないなどの予測が立ったなら、離婚する時期はしばらく待って、その間にお金を貯める。

 

または収入が良い仕事に就く為に、資格の取得をする等の対策し、ある程度見通しがついた時点で離婚するにしましょう。

 

なお離婚後の生活の具体的な計画を立てる方法などについては、

 

専業主婦が離婚しても安心して暮らしていける方法」や「離婚の準備を万全にすることが、離婚後の生活の安定に繋がります」の記事を参考にしてください。

 

 

 

財産の状況の把握と証拠の入手

離婚を決意したなら、財産分与対策に備えて、家庭にどれくらいの財産があるのかをしっかり把握しましょう。

 

当然ながら、自分が管理している財産は一目瞭然でしょう。

 

しかし夫が単独で、管理している預貯金や株などの共有財産については、把握していない方は多いでしょう。

 

それぞれ所有する共有財産は、離婚をすれば夫婦どちらの名義に関係なく、50%の割合にて双方で分け合うのが財産分与の原則です。

 

ところが離婚するとなると、相手が管理している財産を分与したくない為、隠してしまう可能性があります。

 

財産を隠されてしまえば、相手名義の財産を探し出すのは、困難なるので、大損をすることになります。

 

ですので、離婚したい旨を相手に伝える前に、相手がどれだけの財産を持っているかを調査し、記録するようにしましょう。

 

なお財産分与の詳細は「離婚時の財産分与の全容とガッチリ確保する方法をお教えします」をご覧ください。

 

 

夫に有責性があるなら

夫に不倫やDVなどの有責性があるなら、、離婚時に慰謝料を支払ってもらう為に、その証拠を取るようにしましょう。

 

証拠がなければ、相手は自分の有責行為を認めず、慰謝料の支払いを拒否してくる可能性が高いです。

 

ですので、離婚するか否かに関わらず、夫の有責行為についての証拠を些細なものでもいいので、全て取るようにしてください。

 

なお相手による有責行為の証拠については「離婚の慰謝料の相場と相場以上の額を獲得する為に知っておくべきこと」を参考にしてください。

 

 

 

「離婚のメリットとデメリットを知る事が失敗のない離婚に繋がります」まとめ

今回は離婚のメリットとデメリットについて取り上げました。

 

離婚のメリットは色々ありますが、やはり問題ある夫から解放され、自由になれることが最大のメリットでしょう。

 

一方、デメリットについても色々ありますが、離婚後の経済状況が苦しくなる事が多いことや、離婚が子供に与える影響が大きいことがネックとなります。

 

これらを考慮すると、単に夫と不仲程度であるなら、まずは夫婦関係の修復を目指してみてからでも、遅くないでしょう。

 

そしてメリットとデメリットを比較した上で、やはり夫に問題がありすぎて、離婚するメリットが大きいと判断した場合は、

 

離婚後の生活に見通しをつける事と、財産分与や慰謝料についての事前対策をしっかりと講じる事が重要です。

 

 

夫婦関係を修復させる為のポイントとは?

いつも夫婦喧嘩をする位に悪くなった夫婦関係を変えるには、相手次第だと思いがちですが、実際はそうではありません。

 

あなた自身の行動次第で夫や妻の考えを変えることができます。

 

そのことについて詳しく取り上げています。

 

夫婦関係の修復の仕方で悩んでいる方は下のオレンジ色のボタンよりご覧ください。↓

 

 

 



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